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第5の教えで教えることはセールスコピーの概論。いわゆる全体像ってやるだね。
第4の教えまでは、人間の欲望や不安、不満、心理などの土台部分を学んできた。第5の教えからは、いよいよ、テクニックとかノウハウ的なものを教えていく。
具体的には、どうやってヘッドラインを作ったらいいのか?とか、ボディーコピーはどんな順番で書けばいいのか?なんてことを教えていく。
これまでは退屈な勉強ばっかりだったから楽しみだね(笑)
あとは、セールスコピーのテンプレートなんかについても教えていくから、これもまたお楽しみにってとこかな。
セールスマーケティングライターはセールスマン
第4の教えの最後でも話したけど、セールスマーケティングライターはセールスマンなんだ。
究極、セールスマーケティングライターというのは、セールスの達人である必要がある。でも、もしかすると、キミは訪問販売なんかやりたくないから、セールスマーケティングライターの勉強をしているのかもしれない。
もちろん、キミに訪問販売をやれ!なんてことは言わない。僕だって訪問販売なんてやりたくないからね(笑)
だけどなんで、セールスマーケティングライターはセールスが必要だって僕が言っているのか?それは、セールスマーケティングライターとして必要な能力は、文章力とか、表現力とか、創造力の問題ではないから。
単純に、売れるセールスマンは、モノを売るのがうまいんだ。そして、そのトークをセールスレターにしただけのこと。だから、セールスマーケティングライターにセールス力が必要なんだね。
セールスに苦手意識がある…
ただ、もしかすると、セールスに苦手意識がある人もいるかもしれない。
一生懸命売り込みをしたのに、激しく断られたとか、上司に怒られたとか、そういった経験からセールスに対してネガティブな思いがあるかもしれないね。
じゃ、なんでセールスを失敗してしまったのか?
それは、人間の脳の仕組みをちゃんと理解していないからだと僕は思うんだ。人間の脳の仕込みさえわかってしまえば、セールスが得意になるだけじゃなくて、他のセールスライターよりも一歩も二歩も有利にセールスを進めることができる。
だからまずは、キミに人間の脳の仕組みについて教えていこう。
人間の脳の仕組み
実は人間の脳は3つの層に分かれているんだ。
そして、それらの脳の層には、それぞれの特徴がある。この特徴をしっかりと把握して、どの脳の層に、何を伝えればいいのかがわかれば、無理のないセールスをすることができるようになる。
だから、実はこの脳の仕組みさえ知ってしまえば、セールスなんてそんなに難しくないんだ。
爬虫類脳=脳幹=原始脳
まずは、爬虫類脳について。
さっきも言ったように、人間の脳は3つの層にわかれている。その中でも爬虫類脳というのは、一番原始的な脳になる。もう少し専門的な言葉を使うと”脳幹”って呼ばれていたりする部分のことを言う。
この部分は何をコントロールしているかというと、欲望そのものなんだ。
「この人は好きだな」とか「これは儲かるな」とか「損をすることは絶対にしたくない」っていうような欲望そのものをコントロールしていると言える。
もっと単純な話をすれば、食べたいと思えば食べるし、寝たいと思えば寝る。セックスをしたいと思えばセックスをしてしまう脳が爬虫類脳と呼ばれている部分なんだ。
旧哺乳類脳=大脳辺縁系=感情脳
次は、哺乳類脳。
さっき話した、脳幹を包むようにしているのが哺乳類脳。で、実は哺乳類脳は2種類の層に分かれているから、ここでは区別をする意味でも、旧哺乳類脳って呼ぶことにする。
この旧哺乳類脳が何をコントロールしているのかというと、人間の感情なんだ。
例えば、キミがある情報を得たとする。その時に、この情報はいい情報なのか?悪い情報なのか?自分にとって有益な情報なのか?無益な情報なのか?そういったことを判断する脳って言われているんだ。
この旧哺乳類脳をもう少し専門的な言葉でいうと、大脳辺縁系って呼ばれていたりする。
なんとなくわかったかな?
人間脳(新哺乳類脳)=大脳新皮質=論理
そして最後が、人間脳(新哺乳類脳)。
これは、さっきの脳が旧哺乳類脳だったから、それと間違わないように人間脳(新哺乳類脳)って呼んでいるだけ。基本的には哺乳類脳に分類される。
この人間脳(新哺乳類脳)が何をコントロールしているのかっていうと、そのことが本当に正しいのか?論理的に正しいことなのか?ということを慎重に見極めることをしている。
で、この人間脳(新哺乳類脳)を少し難しい言葉を使うと、大脳新皮質って呼んだりする。
どうかな?
ここで少し整理をするよ。
人間の脳には3つの層がある。そしてその層は、爬虫類脳(脳幹:欲望)、旧哺乳類脳(大脳辺縁系:感情)、人間脳(新哺乳類脳・大脳新皮質:論理)をコントロールしているんだ。
もう少し簡単に言うと、爬虫類脳は本能で判断して、欲しいって思ったらすぐに飛びついてしまう。
旧哺乳類脳は、得た情報が快なのか、不快なのかを判断していて、人間脳(新哺乳類脳)は、その情報が果たして正しいのかどうかを、論理的に判断する部位というわけ。
訴えかける順番
なんで始めに、爬虫類脳とか哺乳類脳とかをキミに教えたかわかる?それは、セールスをする時に訴えかける順番がすごく重要になるからなんだ。
じゃ、どういう順番で訴えかければいいのか?というと、始めは爬虫類脳に訴えかける必要がある。そして、次に哺乳類脳で、最後に人間脳という順番が正しい順番。
でも、セールスがうまくいかない人は、この順番を知らなかったり、間違ってしまうからうまくいかない。だから、お客さんがビクンと反応をしてくれないわけ。
というわけで、次からは、爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳に、具体的に何を訴えかければいいのかをキミに伝え行くよ。
読まない、信じない、行動しない
キミの広告やセールスコピーを読んだ人は、『絶対に読まないし、絶対に信じないし、絶対に行動しない』。たぶん、セールスコピーの勉強をしていれば、このことはどこかで聞いたことがあるんじゃないかな?
だから、広告を読ませて、コンバージョン(成約)させるためには、これらの3つの壁を超えさせなければならないんだ。
実は、さっきキミに話した、爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳が、この3つの壁と関係している。
そう、もうピンっときた人もいるかもしれないけど、読まない壁を越えさせるためには爬虫類脳を刺激して、信じない壁を越えさせるためには哺乳類脳を刺激する。そして、行動しない壁を越えさせるためには、人間脳を刺激するというわけ。
これがセールスでコンバージョンさせるコツになるんだ。
爬虫類脳を刺激する方法
例えば、キミがダイエットの商品を売ろうとしているする。
まず、爬虫類脳を刺激するためにはどうしたらいいだろうか?例えば、こんなことをお客さんに話したらどう反応すると思う?
「好きなものを食べながらダイエットする方法があります」
こんなことを言われたら、たぶん、少しでもダイエットに興味がある人、もしくは、ダイエットに失敗した経験がある人なら、きっと爬虫類脳を刺激されちゃうと思うんだよね。
爬虫類脳を刺激することの成功するということは、イコール興味を持って読んでくれるということになるから、これで絶対に読まない壁を越えさせることができるというわけだね。
哺乳類脳を刺激する方法
爬虫類脳を刺激することに成功したら、次は、哺乳類脳を刺激しなければならない。
哺乳類脳を刺激するポイントは、「お、これは私にとって良い情報だぞ」と思わせること。だから、哺乳類脳を刺激するために、こんなことを言ってあげたらどうだろうか?
「このダイエットは体に負担をかけずに、無理なく痩せることができます」
このセールスコピーのポイントは、「無理なく」だね。この言葉で哺乳類脳がビクンとして、信じない壁を越えさせることができわけだ。
人間脳を刺激する方法
爬虫類脳と哺乳類脳を刺激することに成功したら、最後はいよいよ人間脳を刺激する。
人間は論理的なデータを見せてあげるとビクンと刺激されてしまう特徴があった。だから、人間脳にはこんなことを言ってあげたらどうだろうか?
「これは○○省が認めた、科学的に証明されたダイエット方法です」
『○○省』とか『科学的に』なんてセールスコピーを使われたら、論理的なデータや証拠が好きな人間脳にとっては、これまでまったく反応しなかったのに、ビクンと反応してしまうこと間違いなしだね。
という感じで、それぞれの脳を刺激する方法をザックリ紹介してきたけど、なんとなくイメージできたかな?
ただ、ここで間違ってはいけないのは、順番が大事ということ。とにかく、まずは爬虫類脳を刺激することに専念する。そして、哺乳類脳を刺激して、この情報は『あなたにとって有益な情報ですよ』ということを認識させる。
そして、最後に論理的に人間脳に理解してもらって、無事コンバージョンという流れになる。
感情刺激するだけでは足りない
そう。だから、セールスコピーライティングって、感情を刺激するだけじゃダメってことなんだ。かといって、論理的な説明だけでも商品を買ってもらうことはできない。
感情を刺激しながら、論理的な説明をして、その両方から攻略しないとお客さんは絶対に反応をしてくれない。
まずは、爬虫類脳を刺激して、本能で「あ、これは私にとって必要な情報だ」と興味をもたせることに集中する。だって、読まない壁を越えさせることができなければ、その先にある、信じない壁も行動しない壁も越えさせることができないからね。
とにかく、ここで重要なことは、爬虫類脳→哺乳類脳→人間脳の順番で刺激をするということ。これだけは絶対に忘れないようにしよう。
脳にフックをかける方法
「フック?」なんて思った人もいるかもしれないね。フックというのは、「注意をひく」という意味と近いかな。
結構、僕たちセールスライター業界では、「そのヘッドラインじゃフックがかからなくないですか?」なんて感じで日常的に使ったりする。ま、覚えておいても損はないかもしれないね。
というわけで本題。
脳にフックをかけるというのは、もちろん、これまでキミに話してきた、爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳にどうやったらフックをかけることができるかということ。
言い換えると、100%読まないお客さんに読ませるにはどうしたらいいのか?100%信じないお客さんに信じてもらうためにはどうしたらいいのか?100%行動しないお客さんにどうしたら行動してもらえるのか?をこれから話していくよ。
爬虫類脳の攻略法
まずは、爬虫類脳の攻略方法について。
100%読まないお客さんに対して、1%でもいいから読んでもらうためにはどうしたらいいのか?それは、ストーリーで引き込むんだ。
ただし、ストーリーって言っても、そんじょそこらのストーリーじゃダメ。
興味深いストーリーじゃないと絶対に読まないお客さんを引き込むことはできない。
例えば、有名なヘッドラインで言えば、「私がピアノの前に座った時、みんなが笑った。でも、私がピアノを弾き出すと…」がある。これは、その場の状況をイメージすることができる。
これを読んだ人は、「このあとどうなるんだろう…?」って興味を持ってしまうんだ。このヘッドラインは未だによく見かける。でも、このヘッドラインができたのは100年以上も前の話し。
というとこは、セールスコピーのテクニックは変わっていないということになる。
なぜか?
人間の本質は変わらない
それは、人間の本質は変わっていないからだね。人間の感情や論理的な思考というのは、100年前から変わっていない。だから、100年前のテクニックが今でも通用するというわけ。
逆に、100年間も使い続けられているヘッドラインってすごいよね。
ま、ピアノコピーをスワイプして使わないとしても、興味深いストーリーから入る方法は、僕自身もけっこう使うことがある。じゃ、具体的に興味深いストーリーを作るにはどうしたらいいのか?これがきっとキミが知りたいことがだよね。
映画からヒントを得る
それは、映画にヒントがある。
映画の中でも冒頭部分に注目してほしいんだ。例えば、チャーリーとチョコレート工場っていう映画があった。この映画の冒頭は、「この物語の主人公は、どこにでもいるような子です。勉強が大してでいるわけでもないし、特別、魔法のような能力…、でも、ただ1つ違うところがあって、この主人公は世界一ラッキーな男の子です…」みたいな感じで入るんだ。
結構、フックがかかる感じしない。
こうやって映画の冒頭部分も参考にするのもいいし、小説などの一行目なんかも参考になる。
フックをかける時に注意すること
ただし、1つだけ注意点。
ここでのポイントは、興味をひくということ。だから、ゲラゲラ笑い転げるようなフックのかけ方ではないということ。どちらかと言えば、「続きがみたい」「もっと聞きたい」「その先を教えてくれ」と読み手が思えるようなものじゃないとダメ。
そして、読み手にとってメリットがある話である必要がある。
例えば、さっき話した、チャーリーとチョコレート工場の冒頭をそのまま使っても、読み手にとって何のメリットもない。じゃ、ここにメリットを加えるためにはどうしたらいいのか?を考えてほしいんだ。
これが、100%読まない壁を越えさせるためのヒント。
読ませるめにはストーリーを入れる。ただし、普通のストーリーではなく、興味深いストーリーを入れること。これでお客さん注意をグッと引くことができるというわけ。
哺乳類脳の攻略法
爬虫類脳を攻略したら、次は、哺乳類脳の攻略。
哺乳類脳は100%読まない。誰がなんと言おうと読まない(笑)じゃ、そんな哺乳類脳に読ませるためにはどうしたらいいのか?というと、100%信じさせればいいわけだ。
「なにを当たり前のことを言っているんですか」なんて思うかもしれないけど、これはすごく大事なこと。哺乳類脳に、「この情報はあなたにとって、とても良い情報ですよ」って信じてもらうためには、それが良い情報だということを100%証明しなければならないんだ。
じゃ、どうやって証明していけばいいのか?をこれから伝えていこう。
証明方法は全部で6つ。
6つの証明方法
1.信憑性のある理由を述べる
まず、1つ目は信憑性のある理由を述べるだ。
例えば、ダイエットで言えば、当然、お客さんの声を載せるということも重要。それともう1つ、『なぜ、痩せるのか?』という理由や根拠を示すんだ。
この理由が特に重要。
例えば、このダイエットをすると、基礎代謝が何%あがって、体の脂肪がどうのこうの…みないなデータがあったら読み手はどう思うだろうか?
きっと、「あ、このダイエットはちゃんとデータがあるのね。ちょっと信用できるかも」って思うんじゃないかな。お客さんは常に理由を探している。
これは、なんで痩せるのか?に注目しているんだ。しかも、その理由の信憑性があれば、納得もしてもらえるし、信じてももらえる。そして、「お、これは良い情報だぞ」って哺乳類脳も納得してくれるというわけ。
だから、理由が大事なんだ。
デモンストレーションを見せる
次に、デモンストレーションを見せるだ。
デモンストレーションを知らない人はいないと思うけど、これは実際に見せるということ。例えば、ダイエットなら、本当に効果があるのかを見せる。Webなら、動画が見せることができるし、動画の方が信頼性はアップする。
動画無理なら、写真でビフォー・アフターを見せてもいい。
こういったデモンストレーションは、1個や2個じゃなくて、時系列順にたくさん載せるのがポイント。
具体的にする
次は、具体的にするだ。
「5キロ痩せた」というのと、「7日間で5キロ痩せた」というのは、どっちの方が具体的だろうか?もちろん、7日間で5キロ痩せたの方が具体的。
じゃ、6日間と9時間で4.6キロ痩せたはどうだろうか?こうやって、ちゃんとした成果結果があるのなら、とことん具体的にした方が信頼性がアップするんだ。
具体的にするテクニックとしては、数字を入れること。数値は究極の具体性だからね。その数値も細ければ細かいほど具体性がでる。
それともう1つ、偶数と奇数を比べると、奇数の方が真実味がある。
これは覚えておくといいね。
だから、具体的にいうためには、数値を使って、できれば奇数にする。とは言っても、嘘は詐欺になるから、ちゃんとした成果結果を元にして作ることが大事。
欠点を1つか2つ伝える
最後は、欠点を言うだ。
この証明方法は使い方がちょっと難しい。でも、使うことができれば、これほどパワフルな証明方法はないんじゃないかって思っているんだ。
例えば、「うちのブランドはCMをやっていないので、有名ではありません。でも、その代わり広告宣伝費を使う必要がないので、その分質の良い家を建てることができます」って言われたどうだろうか?
なんか、信用しちゃうよね。
ここでのポイントは、本当は利点なんだけど、悪い部分を少し付け足すことで、良い部分が引き立てることができるというわけなんだ。
さて、キミにはこれから実際にセールスコピーを書いてもらうことになる。
セールスコピー書くにあたって、お客さんが必ず疑いの眼差しを持って、キミにしてくる質問が5つある。だから、この5つの質問に対することは必ず持っていなければならないんだ。
当然、これら5つの質問に明確に答えることができなければ、お客さんは、「あ、この人のことは信用できないわ」って言って、どこかに行ってしまう。
じゃ、その5つの質問とは何なのか?
それを次にキミに伝えていこう。
疑い深い5つの質問
質問1:なぜ、読まなければならないのか?
1つ目は、『なぜ、今読まなければならないのか?』だ。
なぜ、キミのセールスコピーを読まなければいかないのか?なぜ、わざわざ時間をとって、読まなければならないのか?この明確な答えをキミを持っているだろうか?
お客さんのこの質問に明確に答えることができなければ、キミのセールスコピーは絶対に読まれることはない。
それほど重要な質問だ。
質問2:他の商品より優れているのか?
2つ目は、『なぜ、他の商品より優れているのか?』だ。
もう少し簡単に言うと、他の商品と何が番うのか?ということ。他の商品と比べて、キミの商品、サービスはどんな素晴らしい部分があるのか?購入するとどんなメリットがあるのか?
そういったことに明確に答えよう。
質問3:なぜ、売ることにしたのか?
3つ目は、『なぜ、売ることにしたのか?』だ。もし、キミがお金儲け系の商品を扱うのなら、これは絶対に外してはいけない質問。
例えば、「お金を儲ける方法を公開します!」って言われても、お客さんは、「そんなの1人で儲けてればいいじゃん」って思いますし、「そんな儲けるを他人に教えるなんておかしくない?」って思っている。
だから、なぜ、その商品、サービスを売るのか?を明確に答える必要があるんだ。
質問4:なぜ、この値段なのか?
4つ目は、『なぜ、この値段なのか?』だ。
例えば、ダイエットのノウハウを5,000円で売るとする。じゃ、なんで5,000円なのか?という理由が重要になる。これは。59,800円の商品を売る時だって同じ。安い、高いじゃなくて、その理由がとても重要になる。
質問5:なぜ、今買わなければならないのか?
5つ目は、『なぜ、今買わなければならないのか?』だ。
なんで、今買う必要があるのか?なぜ、今買わなければならないのか?この質問に答えるのに一番簡単な方法は、特典などをつけて限定性を出すこと。
ただし、特典などをつけるよりも、お客さんの身近に、もっと切羽詰まった状況があるのなら、そのことを明確に伝えてあげる方が強い理由になる。
さて、これら5つの質問には明確に答えることができただろうか?
これは実際にセールスコピーを書く時に意識してほしんだけど、セールスコピーを最終的にチェックする時も、この5つの質問をメモしておいて、きちんとこ足られているかどうか1つ1つチェックする。
これらの5つの質問に答えられていないのであれば、当然、反応率も下がることになる。だから、これら5つの質問は必ず答えられるようにしよう。
人間脳(新哺乳類脳)の攻略法
さて、爬虫類脳、哺乳類脳と攻略できたら、最後はいよいよ人間脳(新哺乳類脳)の攻略だ。人間脳を攻略することができれば、キミの商品、サービスをお客さんは買ってくれる。
ようするに、ラスボス的な感じw
人間脳は100%行動してくれない。
読んでくれて、信じてもらえても、最後に立ちはだかる人間脳が、行動することを断固として拒否するんだ。だから、人間脳の大好物である、論理的な説明で理解してもらって、すぐに行動してもらうように背中を押さなければならない。
こうすることによって、はじめて人間は重い腰をあげてくれるというわけ。じゃ、次から、人間脳の重い腰を上げさせるためにはどうしたらいいのか?を伝えていこう。
限定性・希少性
すぐに行動してもらうための1つ目が、『限定性・希少性をつける』だ。限定性の作り方が上手い人は、セールスライティングもすごくうまい人が多い。
例えば、「この商品は100本限定です」って言われても、なんの信憑性がないから、人間脳は行動を起こそうとしない。「どうせ、100本って言ったって、本当は200本くらいあるんでしょ!」って人間脳にはバレバレなわけだ。
だから、限定性を使うためには、その限定が信じられるかどうか、いかにして信憑性を出すことができるかがポイントになるんだ。
例えば、同じ100本限定でも、こう言われたら人間脳はどう感じるだろうか?
「この商品は100本限定です。なぜなら、今私はサラリーマンをしています。だから、1日自由に仕事ができるのが休日に限られています。土曜日、日曜日をあわせても1週間に25時間しかありません」
「このプログラムには特典として、1人1時間のコンサルティングがついています。単純に1週間に25人しか、私の時間的にも、体力的にもお受けすることができないのです」
「なので、1ヶ月を4週間とすると、25人×4で100人となり、100人限定の商品になるのです」
これだと、単純に「100本限定の商品です」って言われるのとでは大きな違いだよね。それに、しっかりと論理的に説明もされているから、しっかりと人間脳も刺激される。
こんな感じで、同じ100本限定でも、いかに信憑性を出すことができるかがすごく大事なになるというわけ。
人間脳は失う恐怖に反応する
今は、限定性の話をしたけど、当然、希少性を付ける場合も原理は同じ。
あと、もう1つ限定性をつける時に、覚えておいて欲しい法則が、『人間脳は何かを失う方が行動しやすい』ということ。
例えば、ある日の夜中の3時に電話がなったとする。
「おめでとうございます!車が当たりました。車を贈るので今すぐ住所を教えてください」って電話で言わるパターン。
それともう1つ、「大変です。○○さん。あなたの車が燃えています。消防車を呼んだ方がいいと思います。急いでください!」ってパターン。
どちらの方が人間脳は行動すると思う?
絶対に車が燃えている方がだよね。車という意味では、金額は変わらないはず。
この例からも、人間は、何かがもらえることよりも、何かを失ってしまう恐怖の方がパワーが圧倒的に強いことがわかる。
電気代で言えば、「電気代がこれだけ節約できますよ」よりも「あなたは電気代をこれほど損をしていますよ」の方が強いパワーがでるんだ。
まとめると、人間脳は、今買えるから買うわけじゃないんだ。
今もらえるからもらうわけでもない。
そうじゃなくて、このままいくとこの商品がなくなってしまう、このサービスを受けられなくなってしまう、という失う感情から行動をする。
だから、商品やサービスに限定性をつけることは、すごく効果的な手段というわけ。
人間脳は、何かを得るという欲求よりも、何かを失うという欲求に恐怖を感じる。その何かを失うという欲求をちゃんと伝えないと人間脳はビクンと反応してくれない。
この原則はすごく大事。
4つの限定性
限定性や希少性とつければ、人間脳が刺激されて、ビクンを反応してしまうことがわかったと思う。じゃ、どんな限定性や希少性をつければいいのか?を具体的に伝えていこう。
1.価格の限定性
1つ目の限定性は、『価格の限定性』。
例えば、先行販売というものがある。あれも、「この時期だけはこの価格ですよ」という価格の限定性になるわけ。
その裏には、「先行販売時期をすぎると、一般販売になるので価格が上がります」ということを暗示しているんだ。
だから、このメッセージを受け取った人は、「あ、やばい。今、買っとかないと損をする」という暗示にかかって買ってしまうというわけだね。
2.特典を付ける
2つ目の限定性は、『特典をつける』。この方法は単純だけど効果は抜群。
例えば、「先着10名様にプレゼントがあります」という感じでやればいいんだけど、プレゼントだからといって、ショボいものを特典にすると逆に反応が下がってしまうから注意しよう。
特典を付けるポイントは、「え、この商品より特典の方がいいじゃん!むしろ、この特典が欲しい!!」って思われるような特典を付けよう。
特典も価格の限定性と同じように、「今、申し込まないと損をする」と思わせることができればベスト。
3.個数の限定性
3つ目の限定性は、『個数の限定性』。
簡単なもので言えば、「お申込みできるのは限定30名様のみ」みたいなやつだね。たけど、個数の限定性のポイントは、いかにして信憑性をもたせることができるかにかかっている。
つまり、限定30名なら、本当に限定30名ってことを信じてもらえるかどうかで反応がまったく違うものになるというわけ。だから、個数が減ってい様子をリアルに見せるというのも一つの手だね。
4.期間の限定性
4つ目の限定性は、『期間の限定性』。
これは、個数の限定性と似ているけど、期間の限定性の方が信憑性を持たせるのが簡単。というのも、例えば、4月1日は誰にとっても4月1日。
ま、当たり前だよね。
だから、「お申込みは4月1日までです」ってやれば、絶対に4月1日までに申し込まければいけなくなるというわけだね。そういった意味では、商品、サービスの申し込み終了まで、カウントダウンをするのもすごく効果的。
世の中に無限のものなどない
ここまで4つの限定性について話してきたわけだけど、世の中には無限のものなんて100%ないわけだよね。
だから、特典とかはキミが作ってもまったく問題ないし、キミやクライアントさんの商品、サービスの限定性を探すのがセールスライターの仕事でもあるんだ。
ただし、絶対に嘘はついてはダメ。
数の限定性のところでも話したけど、限定性のポイントは、いかにして信憑性を持たせるか。お客さんに限定性を信じてもらって、「あ、今買わないと損をする」って思って貰えれば、その商品やサービスは間違いなくなく売れるはずだよ。
これが限定性全体に言える一番大切なことだね。
まとめ
さて、第5の教えでは、セールスレターの全体像を話してきた。
セールスコピーを書いたら、100%をお客さんを引き込めているか、100%お客さんを信じてもらえてるか、100%行動させることができているかをしっかりと見直すことがとっても大事。
じゃ、どこまで見直せばいいのか?だけど、「できるだけたくさん」というのが答え。
結構、セールスライターの人たつって、書き終わると満足してしまうのか、見直さない人がすごく多いんだ。だけど、トップランナーのセールスライターたちって、実は、何回、何十回、何百回と自分で書いたセールスレターを読み直していたりする。
僕自身、おそらくここが、一流と三流の違いかなって思っていたりする。
だいたい、5万文字くらいのセールスレターを書いたりもするけど、軽く50回くらいは読み直したりする。読むだけでも、30分から1時間くらいはかかるかな。もちろん、自分で書いたものを写経する時もある。
ま、ようするに、それくらいのことをやって、本当に引き込むことができているかとか、信じてもらえているかとか、行動してもらえるかということを確認して欲しいということ。
ただ、自分の書いたセールスレターを読み直したり、写経するのは、書き終わった直後はやめておいた方がいい。というのも、書き終わった瞬間は、頭の中が冷静じゃないですし、どうしても自分の書いたものに愛着がある。
だから、冷静な判断ができないことが多い。できれば、1日か2日おいてから読み直したり、写経することをお勧めするよ。
さぁ、ここまで第5の教え。第5の教えはこれで終了。
第6の教えでお待ちしてます。