こんにちは。セールスマーケティングライターの深山です。
1つ目の教えでは、キミの中にある『不平、不満』などをみてきた。2つ目の教えでは、キミの中にある『欲望』を見ていこう。
これも多くのセールスコピーライターができたいないことなんだ。もちろん、事象セールスマーケティングライターなんて名乗っている人もまったくできていないけど…
なんでできないのか?
簡単に言うと、忙しいし、怖いからだね。キミもそうだと思うけど、毎日の生活に忙しくて、セールスコピーの勉強をしていても、自分の欲望を深掘りすることなんてやっている暇がないわけだね。
毎日、満員電車に揺られて疲れて帰っているのに、家に帰ってから紙を引き出しから取り出して、自分の欲望を書き出す…なんて作業は絶対にできない。
もし、やったことがあるにしても、何かのセミナーで、自分の欲しいものを書き出したとか、その程度のものだと思う。
ただ、この作業を継続してやっているのか?というと、たぶん、やっていないと思うんだ。
じゃ、なんで、セールスマーケティングライターは、自分の欲望を深掘りする必要があるのか?
そもそも、セールスコピーは、お客さんの持っている欲望に対して、「その欲望を叶えることができますよー」ってダイレクトに伝える技術。
ということは、自分の欲望がわかっていない人に、他人の欲望が理解することなんてできるわけがないんだよ。
だから、売れるセールスコピーを書くためには、まず、自分の欲望を知ることがすごく大事になるんだ。そして、この自分の欲望を知って、お客さんの欲望に寄り添うことができれば、自然と商品やサービスは売れるようになるというわけだね。
欲望とは何なのか?
じゃ、「欲望って何?」という人のために、少しだけ説明しておこう。
簡単に言うと、「高層マンションに住みたい…」とか「女の子にモテたい…」とか「世界一周旅行に行きたい…」「仕事をやめて家で寝ていたい…」みたいな、自分の中で密かに持っているけど、人には絶対に言えないもののこと。
だから、第1の教えのエクササイズで、キミの不平不満を書き出してもらったように、第2の教えでは、キミの欲望を上に書き出してみてほしんだ。
紙にキミの持っている欲望をぜーんぶ出す。恥ずかしがっちゃダメ。そして、誰かに見せることを前提に書いちゃダメ。
誰かに見せることを前提にすると、その瞬間に思考がストップしてしまう。だから、書き終わった瞬間に、紙を燃やすくらいの勢いで書き出してみてほしいんだ。
大金持ちになりたい。モテたい。スキルを身につけたい。なんでもいい。すべて洗いざらし書いてみて欲しい。
こういった書き出すエクササイズって、やってみるとわかると思うけど結構大変。だから、やったフリをする人もすごく多いんだけど、これっと僕が思うに、このエクササイズをやれば、セールスマーケティングライターとしてトップ10%に入れるんじゃないかって思っている。
なんでかって?
メチャクチャ大事なエクササイズなのに、誰もやらないから(笑)
この書き出すエクササイズは、セールスマーケティングライターとしての基礎であり、土台であり、他のセールスコピーライターとの差を生み出す部分。
だからこそ、面倒だと思っても、時間をつくって一気にやってしまうのをお勧めするよ。
セールスコピーで何でも売れるのか?
「セールスコピーをマスターすれば何でも売れるようになりますか?」なんて質問をたまに受けるんだけど、間違っちゃいけないのでちゃんと答えておこう。
この質問に対する答えは、完璧に『NO』だね。
例えば、男の人に『ジャニーズの山P似の美男子を口説き落とす方法』なんて商品は売れると思う?
めちゃくちゃニッチなごく少数には売れるかもしれないけど、ま、基本的には売れないよね。
なぜか?
それは、そもそもの話、男の人に男性を口説き倒したいという欲求がないから。これでは、商品の値段がたとえ1円でも売れない。
でも、逆に男の人に『新垣結衣似のスレンダーな美女を口説き落とす方法』と売るとしたらどうだろうか?
たぶん、売れそうな気がするよね。
一方は売れそうになくて、一方は売れそう。この違いは何だかわかる?
ひと言でいうと、ある人が持っている、ある欲求でしかものは売れないからだね。ということは、やっぱりセールスコピーは万能じゃないんだよ。
だから、「セールスコピーは最強だぜ!セールスコピーをマスターすればなんでも売れるし、不労所得をゲットできるぜ!!」的なことを言っていう人は、僕から言わせれば嘘つきということになる。
もう何度も言っているから大丈夫だと思うけど、人間の不平不満、欲望のあるものに対して、「この商品がいいよ」って伝えるのがセールスコピーの本質。
感情に訴えかけるのに、カッコいい言葉を使う必要はないし、新しい言葉を生み出す必要もまったくない。ましては、人を煽るようなセールスコピーなんてまったく必要なんだよ。
ハワード・スターンさん
キミは自分をさらけ出すのが怖い?ちなみに、僕は怖い(笑)でも、実は自分をさらけ出せば出すほど、好きになってもらえるってこと知ってた?
で、これには少し面白い例があるから、これから紹介しよう。
アメリカにハワード・スターンさんっていう、ラジオDJがいるんだけど知っているかな?このハワードさんには、他のラジオDJとは圧倒的に違う部分があるんだけど何だと思う?
それは…年収なんだ。年収が他のラジオDJに比べて圧倒的なんだよ。
どれくらい違うかっていうと、ラジオDJで普通に何十億円も稼いでいる(笑)日本で何十億円も稼いでいるラジオDJっている?たぶん、いないよね。
じゃ、なんで何十億円も稼ぐラジオDJになれたのか?ちょっと興味あるよね?
ハワードさんがブレイクしたきっかけ
そりゃ、ハワードさんだって、はじめから人気ラジオDJだったわけじゃない。というより、どちらかと言えば、平凡なラジオDJだった。
でも、ある放送をきっかけにしてブレイクしたんだ。
どんな放送だったかというと、ある日のこと、いつのようにハワードさんはラジオ番組をやっていた。そのラジオ放送の時に、CMに入っていると思って、ハワードさんは普通にしゃべってしまったんだ。
でも、ハワードさんはマイクがOFFになっているものだと思っているから、目の前のスタッフたちと下世話な話をしてはしゃいでいたわけ。
ようするに、下ネタというやるだね(笑)
「あの女優めっちゃかわいいな」
「すげータイプだわー」
「一発やらせてくれねーかな」
的な話をしていたらしい。
ハワードさんだって、当然、こんな下世話な話が放送されているとは思っていない。でも、気がついた時には時既に遅し。
さすがのスタッフさんも、「これはやばい…クレームの電話がメチャクチャくる…」って焦ったらしいんだ。すると、案の定「プルプルプルー」と電話が鳴った。
スタッフさんがその電話に出てみると…
「いやーどんな話を聞きたかったんだよ」
「そんな話を待ってたぜ!」
「すごく面白い。続けてくれよ」
なんて好意的な電話が多かったんだ。
で、この日を堺にハワードさんは気がついた。
「そうか、自分の思っていることを正直に言っていいんだ」
ってね。
それからというもの、正直に話したいことを話し続けていたら、あっという間に年収が何十億円になってしまったというわけ。
もちろん、下世話な話が放送された時点でクレームもあった。でもそれ以上に超絶大ファンを獲得することができたんだ。
いかに自分をさらけ出すか?これは永遠のテーマであり、セールスマーケティングライターとして重要なマインドセットの1つなんだよね。
自分をさらけ出すデメリット
自分の気持を素直にさらけ出すことには、当然、デメリットもある。
それは、”アンチ”がでてくるということ。
例えば、僕はMacがすごく好きなんだけど、Windowsが好きな人にとっては、「Macなんて使って…」ってなるかもしれない。
でも、逆にMac好きな人にとっては、「マジで!オレも好きなんですよ〜今度、飲みにいきましょうよ!!」なんて感じで、すぐに打ち解けられるかもしれない。
自分の気持を素直に出すのは怖いこと。もしかすると、敵を作ってしまうかもしれない。
でも、それ以上に”ファン”を作ることができる。
もし、あなたがセールスマーケティングライターとして、クライアントさんをとったとしよう。そして、そのクライアントさんから、「○○さんは、どんな音楽が好きなんですか?」って聞かれたとする。
そんな時、キミならどう答えるだろうか?
「ジャズも好きですし、ロックもたまには聴きます。でも、普段聴くのはポップスです」なんて答えは最悪の答え。
そこは、「私はポップスが一番スキです!」って素直に答えればいい。全員に好かれる必要はないし、そんなことは絶対に無理。
そして、自分の気持を素直に出すためには、自分の欲望を知る必要がある。
自分の欲望を知ることができれば、お客さんの感情に響くセールスコピーを書くことができるようになる。
これは売れるセールスコピーの絶対法則だね。
テクニックはいらない
キミはセールスコピーを書くのに、一番重要なものはなんだと思う?
スワイプファイル?テンプレート??残念!違いまーす。
スワイプファイルを使うにしても、テンプレートを使うにしても、何を使うにしても、お客さんの欲をついていないセールスコピーは、絶対に反応を取ることはできない。
そんな細かいテンプレートを使うくらいなら、「10人の美女に囲まれたハーレムを作りたくありませんか?それが今ならたったの29日でできます。それを1万円でどうですか??」って言った方がよっぽど響くし、僕ならソッコーでクリックするよ(笑)
ようするに、お客さんの反応を取るためにはテクニックはいらなんだよ。
もう、何度も言っているからいい加減ウザいと思うけど、反応を取るセールスレターを書くためには、お客さんの不平不満、欲望を知ることが何よりも大事。
これしかないんだ。
究極の話。お客さんが困っていることに対して、「この商品で解決できますよ」って教えてあげるだけでOK。
これが究極のセールスレターだと僕は思うよ。
前にも言ったけど、「一子相伝のなんちゃら…」とかって言う必要はまったくない。それよりも、『ケーキダイエット』って言った方が、絶対にお客さんの興味は引けるはずなんだよ。
変なテクニックでお客さんを言いくるめようとするから、「門外不出○○」みたいな気持ち悪いコピーが完成しちゃんだよ。
でも、残念ながら、こんな気持ちの悪いセールスコピーが世の中には出まくっている。それに、こんなセールスコピーを書いている人に限って、「オレは何十億も稼ぐセールスコピーライターだぜ!ウヘヘヘ〜」なんてことを言ったりしている。
困っちゃうよね。
さぁ、第2の教えでは、キミの欲望について学んできた。売れるセールスコピーを書くためには、お客さんの欲望を知ることは大前提の1つ。
でも、いきなりお客さんの欲望を知ることは難しい。だから、まずは、自分の欲望を知ることからはじめてみよう。
これで、キミもトップセールスマーケティングライターの仲間入りだ。