こんにちは。深山です。

今日あなたにお伝えするテーマは…『ダメチラシ』です。

ダメなチラシがどんなものか分かれば、反応の取れるチラシはその逆をすればいいわけです。ですが、ほとんどの人がダメなチラシを作ってしまいます。

なぜか?

それは、知識を知らないから。

僕は作る作らないは別にして、知識は知らないより知っていたほうがいいと思っています。例えば、HPもそうです。HP業者はキレイなHPを作るのが仕事です。決して反応の取れるHPを作るのが仕事ではありません。

そんな時に、反応の取れるHPがどんなものなのか?ということを知らないと、HP業者の”言いなり”になってしまい、結局はお金のムダ使いになってしまうわけです。

というわけで、そんなことにならないように今回は…

●ダメなチラシと良いチラシの違いとは?
●ダメチラシ8つのポイント
●人の振り見て我が振り直せ!

などについてあなたにお伝えしましょう。

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こんなチラシが入っていました

「先生、この間こんなチラシが入っていたのよ」
「へ〜、見せてもらってもいいですか?」




お、終わってる…

「先生、こんなにいろんなことが書いてあるけど、本当に良くなるのかね」



た、確かに…

先日お客さんが、自分の家のポストに2枚同じものが入っていたとので、わざわざ1枚持ってきてくれました。このお客さんは、当然広告に関しては素人ですし、僕がセールスコピーを書いているということは当然知りません。

その“素人”がパッとみて、信用出来ないチラシってことは、間違いなくダメチラシですよね。それに僕が見てもダメダメチラシの典型でした…

せっかくの機会なんで、このダメチラシをブッタ切っちゃおうと思います(笑)

ダメポイント1:おもて面だけの一面刷り

もったいないのひと言ですね。せっかく紙は両面が使えるのだから使うべきです。

広告費を少しでも安く抑えようとしているのかどうかは分かりませんが、広告の目的は興味のある人を行動させることです。行動してもらわなければ、その広告は世の中に存在しないのと同じなわけです。

紙の余白は何も生み出しません。紙の使える部分はすべて使うべきでしょう。

ダメポイント2:キャッチコピーが店名

最悪のひと言。

「○○整体院 本場の血液循環療法」

これでチラシを見た人が注目してくれるわけがありません。チラシを見ている人は、あなたの店名になんかにまったく興味がありません。

興味があることは…

『自分にとってどんなメリットがあるのか?』

だけ。

キャッチコピーに必要な要素は…

●具体性
●興味性
●ニュース性
●緊急性
●メリット

の5つ。

これらの要素を1つ入れるだけでも、反応率は1.3倍にアップします。やってみてくださいね。

ダメポイント3:商品の説明ばかりしている

「中国医学の概念は…」

なんて、ていきなり書かれていても、誰も絶対に読みません。これは断言できます。そんなのを読む人は、東洋医学の勉強をしているマニアックな学生だけです(泣)

それに、そんなマニアックな人は、絶対に予約の電話なんかしてきませんし、そもそもターゲットではないわけです。

誰に、どんなメッセージを送るのか?それが重要です。

“誰に”が明確になっていなから、メッセージがボヤけてしまい、反応がとれないわけですね。

ダメポイント4:ターゲットが曖昧

「今まで、病院、整形外科、マッサージ、整体に満足できていない方…」
「お試しください!」

はぁ〜…

こんなメッセージで読み手に響くわけがありません。ターゲットは具体的にどんなことに満足していないのか?

もっと言えば、病院やマッサージ、整体に対して、今までどんな…

『イライラ、欲求、フラストレーション』

を持っているのか?それを知らなければなりません。それが分かれば、あなたの広告の反応率は確実に2.3倍に跳ね上がるでしょう。

ダメポイント5:メニューが多い

全身コース95分
全身コース70分
全身コース60分

局部コース40分
局部コース50分
局部コース30分

足裏コース40分…

どんだけあんだよ!多すぎる!!

読み手は選択肢が多いと迷ってしまいます。迷った読み手は、どんな選択をするのか?それは…

『何もしない』

という選択です。

読み手が何もしないということは、あなたが一生懸命作ったチラシは確実にゴミ箱行き決定です。

「あなたに最適なメニューはこれです」

と明確な答えを示してください。読み手に考えさせてはいけません。

メニューの説明は、お客さんがあなたのお店に来てからでも十分にできますよね。

ダメポイント6:いろいろ伝えすぎ

急性疾患、慢性疾患、内臓疾患、精神疾患、婦人病…その他なんでもご相談ください…

ダメチラシの典型。

もっともらしいことを書けば書くほど胡散臭くなります。きっと、このチラシを持ってきてくれたお客さんも「胡散臭いな」と思ったはずです。

読み手が求めているのは何でも屋じゃありません。自分の悩みを解決してくれる唯一の人を求めています。「何でもできます」は、“何も出来ない”のと同じ。

そんなメッセージは決して伝わりません。不信感が募るだけです。

注意してください。

ダメポイント7:お客さんの声がない

あなたが読み手に対してどんなにいいメリットを伝えても、読み手は絶対に信用しません。100%です。でも、お客さんの声は、あなたがゴチャゴチャ言うよりも100倍信用されます。

しかも、即効性抜群です。

お客さんの声は、ありとあらゆる媒体に載せてください。ネット、ブログ、チラシ、お店の壁、お店の外、ありとあらゆる所にです。

「ここにはこんなにたくさんの人が来ていますよ」

という“人気(ひとけ)”見せる。そうすれば、人は自然に集まってきますし、人は面白そうなところには集まる習性があるわけです。

ダメポイント8:ストーリーがない

人はストーリーが好きです。

あなたが映画を見たり漫画を読むように、人はストーリーをわざわざお金を払って買うわけです。ストーリーは人を惹きつけやすいのです。それに、ストーリーを読むと、なぜだか信頼してしまいます。

あなたもフィクションに涙を流した経験が一度や二度あるはずです。

「20年の整体師の経験を生かし、深い洞察力を糧に、色々な症状を…」

なんてのはストーリーではありません。

読み手がなんでも知っているという考えは今すぐ捨ててください。あなたのチラシを読んでいる人は素人です。あなたの失敗談、成功談、商品開発秘話…なんでもいいので、包み隠さず話す。

正直者は救われるわけですね。

と、ま〜こんなダメダメチラシの典型だったわけです。

ですが、そんなダメチラシにもひとつだけ良い部分がありました。それは、チラシをポスティングしていること。あなたのお店が繁盛しない一番大きな理由は、お客さんに“知られていない”ことです。

だから…知らせる努力が必要なわけです。でも、この努力を怠っている人が多くありませんか?