こんにちは。深山です。

『小学生がゲラゲラ笑う日』

なんて聞いて、あなたは何を思い浮かべます?

そんな日が正式にカレンダーに登録されているわけじゃないんですが、出版業界ではちょっとした話題になっているようなんです。

これはある雑誌の話なんですが、何の雑誌だと思いますか?

ちなみに僕は今40歳なんですが、僕と同じ年代の人にとっては…

「お、懐かしいな」

とか…

「まだ、あったんだー」

なんてリアクションかもしれませんね。

今、ちょっと話題な雑誌。それは…

『月刊コロコロコミック』

です。

ね、懐かしいでしょ(笑)

今の世の中は、出版不況なんてことをあなたも聞いたことがあるかもしれません。

「雑誌なんか売れないよ」
「今はなんでもインターネットでしょ」

なんて言われ始めてから久しく経ちますが、そんな不況の中、コロコロコミックだけは80万部も売れているんですって。

すごくないですか?

どれだけすごいかをちょっとだけ説明すると、コロコロのターゲットは小学生です。

その中でもメインターゲットである小学4〜6年生に絞ると、全国で160万人くらいいるらしんです。

なんと、2人に1人はコロコロを買って読んでいる計算になるわけです。

ね、すごいでしょ。

コロコロの創刊は1977年。

1977年といえば、コロコロ創刊と同じくらい重要な出来事がありました。

何だかわかりますか?

それは…

僕の生まれた年(笑)

という冗談はさておき、なんで創刊以降、なぜコロコロは売れ続けているのか?

これは今日のメインのテーマです。

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うんこ・ちんちん原理主義

突然ですが、あなたはうんこ派ですか?ちんちん派ですか?

「いきなり何?」

なんて思うかもしれませんが、僕は超マジメに聞いています。

なんてたって、このうんことちんちんがコロコロコミックが売れ続けている最大の理由でもあるんです。

以下、コロコロコミック編集長和田さんのインタビューの引用です。

小学4~6年生の男の子は、女の子と比べて成長が遅いですよね。

女の子は恋愛やオシャレなどに興味があるのに、男の子は漫画に「うんこ」や「ちんちん」が登場すると、ものすごく喜ぶ。

時代が変わってもこうした傾向は同じで、編集部ではこのことを「うんこ・ちんちん原理主義」と呼んでいます。

ね、ものすごくマジメな話ですよね。

ちなみにですが、僕は小学5、6年生にサッカーを教えているんですが、この子たちもサッカーを同じくらい『うんこ』や『ちんちん』には敏感に反応します。

で、僕はこの話を聞いてこんなことを思いました。

「うんこ・ちんちん原理主義なんてコンセプトどうやって思いついたんだろう…」

そうしたら、このあたりのこともインタビューの方が聞いていてくれていました。

ネタのヒントは必ずある

以下、引用です。

小学生の男の子にも、ガリ勉だったり、スポーツが得意だったり、お笑いが好きだったり、ゲームが上手だったり、さまざまなタイプがいますよね。

私たちはそうしたさまざまなタイプに、対応していかなければいけません。

編集部員の中には、サッカーがとても大好きで、ワールドカップの際には必ず現地に行って応援する者がいます。

一方、サッカーには全く興味がなくて、ワールドカップが開催していても、デートに行く者もいます。

編集部にはこうした“幅”がとても大切だと思っています。

そうした幅があるということは、子どものころの記憶にも幅があるんですよね。

僕はここまでの話を聞いて…

「なるほど、やっていることは僕たちと変わらないな」

って妙に納得してしまいました。

やっていることはリサーチ

よくブログを書けないとか、ランディングページ(LP)を書けないとかそういった質問を受けます。

ですが、この悩みの90%以上はリサーチで解決できると僕は思っているわけです。

というより、逆を言えば、リサーチが圧倒的に足りない人が多い。

だから、記事が書けない。手が止まってしまうわけです。

これは今日一番のポイントなんですが、実は…ブログ記事やLPは書くものではありません。

そうではなく、材料を集めて正しい順番で組み立てるものです。

というわけで、最後に必要最低限リサーチすべき項目を、あなたにシェアしておきすね。

基本的な5つのリサーチ

1.見込み客の願望、欲求は何?その中でもトップ3は何?
2.見込み客のイライラ、恐怖、不安、心配事、解決したい問題、避けたいこと、欲求不満は何?その中でもトップ3は何?
3.見込み客の持っている、この分野、問題、商品に対する思い込みは何?常識だと思っていることは何?
4.この商品のメインベネフィットは何?
5.見込み客の不安、問題、痛みとつながる、共感できるストーリー、シーンは?

という感じでザクッと僕がいつもやっているリサーチ項目を並べてみました。

でも、これでも半分です。

本当はもっとリサーチすべき項目はありますが、とりあえずこれだけあればいいでしょう。

あるコピーライターはこんな事を言っています。

「全体の8割がリサーチだ」
「書く作業は2割しかない」

ではでは。