こんにちは。深山です。
今回あなたにお伝えするテーマは『HP製作会社に騙されないために…』です。
「今度HPをリニューアルしようと思って…」
「だから、ちょっと手伝ってくれる?」
「いいですよ」
なんて、学生時代から仲良くさせてもらっている鍼灸の友達が、HPをリニューアルしたいとのことで軽い気持ちで引き受けたら、それがとんでもない業者でした。
今回はその模様を包み隠さずお伝えしますね。
というわけで今回は…
●どんなHP業者を選べばいいのか?
●騙されないために知っておくべき数字
●また、良い業者を選ぶためにはどんな質問をしたらいいのか?
などについてお話します。
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HPの知識はゼロ
こちらの先生は(仮にHさんとします)、横浜市の瀬谷という場所に鍼灸院を構え、HPからの集客は毎月5〜6人くらい。
広告費はかけていません。
ちょっと寂れた商店街の中にあり、周りのライバルは整体院が1件か2件あるくらい。ただ、最近では駅前の再開発が進み、大手スポーツクラブなどが建ち始めています。
HさんのHPの知識はほぼゼロ。
もちろん、HPも自分で作ったことなんてありませんし、ブログもやったことはありません。できることと言えば、インターネットで検索して、サーフィン動画を見るくらい(笑)
あとは、ワードで資料を作ったり、休診のお知らせを作るくらいでしょうか。いわゆる、パソコンに関してはほぼ素人。特にインターネット関係はさっぱりです。
なんでその業者を選んだのか?
治療院関係の人に多いパターンですね。
まず、そのHさんに…
「なんでこの業者を選んだんですか?」
って聞いてみました。
そうすると帰ってきた答えが…
「えっ、だってここのHP業者の営業マンが、若いころ沖縄でストリートミュージシャンやってたんだって」
「その話に感動しちゃってさ」
だって。
なんのこっちゃ(笑)
そんなHさんですが、きっとHさんと同じようにパソコンやインターネットが苦手な人は多いのではないでしょうか?そんなパソコンが苦手なHさんが、業者から提案された企画書ややりとりを元に、HP業者に騙されないためのポイントをいくつかお伝えします。
数字がポイント
答えから言ってしまえば、業者に騙されないようにするポイントは数字。
HPへのアクセスはどのくらいを目安にすればいいのか?
直帰率は高いほうがいいのか?
それとも低い方がいいのか?
滞在時間は長いほうがいいのか?
そんなことについてお伝えしてきます。
HP業者を選ぶ基準
「どこの業者にお願いするんですか?」
「〇〇ってところ」
「そこって治療院関係のHPも作っているんですか?」
「そう言ってたよ」
「じゃ、ちょっとその〇〇のHPを見てみましょうか」
と、そのHさんがお願いした〇〇というHP作成会社のHPを見た瞬間、僕は目を疑いました。
なぜか?
墓石を扱っていたから。パッと見た感じはタブレットアプリケーションやソーシャルプロモーションWEBサイト作成などとそれらしいことが並んでいます。
でも、その最後に『墓石コネクト』
…
…
…
ぼ、墓石って…
「専門家が厳選した優良石材店を無料で紹介」
って…
ていうか、HP作成業者じゃないんですか?って感じです。
実績がない!?
ひとまず墓石はさておき次に重要なのは実績です。
気を取り直して、実績のボタンをカチッとクリックすると…ん?実績がない!いや、正確にはあります。あるにはあるのですが、HPの作成実績が載っていないんです。そこにあるのはタブレットやアプリケーションの導入実績のみ。
もちろん、治療院関係のHP作成実績なんかありません。僕だってちゃんとHさんに言いましたよ。
「Hさん、この会社大丈夫ですか?」
って。
そしたらHさん…
「大丈夫だと思うよ」
「だって、営業の人ちょーいい人だったから」
「それに前にお願いしていた業者何にもしてくれないんだもん」
「デザインもいまいちだし…」
ですって。
僕の心配は拭いきれませんが、Hさんがそう言うのだから仕方がありません。でも、ここまでお読み頂いたあなたなら、もうお気付きの通りHP作成業者を選ぶひとつのポイントは…実績があるのか?です。
実際にHPから集客できているのか?
実績というのは、作成実績はもちろんこと、重要なのは…どれだけ集客できているのか?です。
業者がキレイなHPを作るのは当たり前です。だって、それが仕事ですから。そうではなく、あなたが治療院なら治療院の集客実績。飲食店なら飲食店の集客実績を必ず聞かなければいけません。
あなたはひと言。
「それで、御社にお願いすると毎月どのくらい集客できるのですか?」
と聞くだけです。そこで、シドロモドロしてしまう業者にお願いするのは止めた方がいいでしょう。それともう1つ大事な質問があります。それは…
「ちなみにお伺いしたいのですが、御社の作成したHPからお客さんを1人集客するのに、どのくらいの費用がかかってますか?」
です。
費用対効果を把握しているのか?
この質問は、1人顧客獲得単価を聞く質問です。この質問に答えられない業者もちょっと止めた方がいいかもしれません。なぜなら、この数値が分からなければ、費用対効果を計測できることができません。
僕たちが勉強しているDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)という方法は、費用対効果が計測できるからこそ、小さな出費で大きな利益を得ることができるわけです。
それにも関わらず、顧客獲得単価がわからないなんて、暗闇を手探りで歩くようなものです。広告で言えば、イメージ広告に近いでしょう(よく駅前などで見かけるアレです)。
同じ10人を集客するのでも、1人1万円で集めることができるのなら広告費は10万円必要です。でも、それが5000円なら、広告費は5万円でいいわけです。
とても細かい部分ですが、これは非常に重要な考え方です。もしかすると、HP業者さんにこのような考え方を持っている方が少ないかもしれないですが…
というわけでまとめると。
業者を選ぶポイントは、まず実績を確認すること。そして、できれば1人顧客獲得単価を聞いてみる。この2つをクリアすることのできる業者は安心してお願いすることができるでしょう。次回は、データから考える、最適なHP業者の選び方についてお伝えします。
ではでは。