こんにちは。セールスマーケティングライターの深山です。

いきなり「恋をした」なんて書いてしまってすいません。でも、どうしてもこの気持を抑えきれなくて…

ドキッとさせちゃいました?

「お前の恋話なんて興味ねぇよ」

なんて言わないで少しだけお付き合いください。

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功名が辻の主人公 千代

千代さんに恋をしたのは本当なんです。本当なんですが、実は千代さん、歴史上の人物なんです。”功名が辻”って知っていますか?司馬遼太郎さんの歴史小説なんですが、大河ドラマにもなったので聞いたことくらいはあるかもしれません。

で、千代さんというのは、その功名が辻の主人公の1人なわけです。

功名が辻を知らない人のためにちょこっとだけ紹介すると、牢人から織田家に士官して、後に、土佐藩主にまで上り詰めた千代さんの夫、”山内一豊”の転戦、苦悩。

そして、夫を支え続けて千代さんの良妻賢母ぶりが描かれています。

じゃ、なんで僕が千代さんに恋をしてしまったのか?千代さんと山内一豊の間に、こんなエピソードがあります。

ボロボロ伊右衛門 山内一豊

と、その前に山内一豊がどんな人物だったのか紹介しましょう。

山内一豊という男は、「ボロボロ伊右衛門」と呼ばれるくらい何の取り柄もなく、顔も決してイケメンではありませんでした。よく見ても”中の下”。しいていい所をあげるとすれば、誠実で嘘をつかないくらい。

そんな男です。

そんな”イケてない”山内一豊のもとに、”イケてる美女”千代という娘が嫁いでくるシーンから物語はスタートします。

織田信長の馬ぞろえ

そんなある日、織田信長が京都で馬ぞろえ(今で言う軍事パレードのようなもの)をやろうと言い出します。織田家の馬ぞろえと言えば、織田軍の各軍を総動員するほど大規模なパレード。

当然、そのような場ですから、みんなとびっきりの馬を用意するわけです。

ですが、一豊の馬を見ると…どう見ても”貧相”。そんな時、一豊は城下で駿馬を売る商品を見かけます。

ですが、控えめな一豊は…

「あんな高価な馬は、俺にはもったいない…」

と諦めてしまします。

千代さんの強引なプレゼント

ここから千代さんの出番です。

それを見ていた千代は、すぐに行動に移します。

「一豊さん、黙っていてごめんなさい」
「実は私、嫁ぐ時に『困ったときに使いなさい』と伯父から小判を渡されていたの」

と言って、そっと一豊に差し出したわけです。とは言っても、一豊にもプライドがあります。

「そんなものはいらねぇ!」

と、一方的にお金をあてがわれたことに怒り出します。

ですが、千代の泣き落としにあい、結局、馬を購入します。この時に、千代の泣き落としのおかげで結果的に、京の馬ぞろえで一豊は名声を博することになるというわけです。

いかがでしたか?

僕のつたない文章力でどこまで伝わったか心配ですが、千代さんの良妻賢母エピソードは、まだまだたくさんあります。もし、興味が湧いてきたら”功名が辻”ぜひ読んでみてくださいね。

夫婦円満の秘訣

さて、ここからが本題。

一豊と千代さんのエピソードの中には、夫婦円満の秘訣がたくさん散りばめられています。たくさんヒントが隠されているのですが、結局、”これ”に落ち着くのではないでしょうか?

それは…

『妻が夫をたてる』
『夫はその見返りとして死ぬ気で妻を守る』

ということです。

千代さんは、夫である一豊を立てて、立てて、立てまくりました。そして、褒めて、褒めて、褒めまくったのです。その結果、「ボロボロ伊右衛門」とまで呼ばれていた男が、土佐藩主にまで上り詰めたわけです。

それともう1つ。

千代さんと一豊の間には、子供がいませんでした。実際にはいましたが、早くに亡くなってしまったそうです。ですが、一豊は生涯側室を取らなかったと言います。きっと、それくらい千代さんのことを愛していたのでしょう。

それに、この夫婦円満の秘訣は、夫婦に限ったことではないのです。

社長と社員も同じ

社長(夫)と社員(妻)の関係も同じことが言えます。

倒産する会社は、まず社長が私腹を肥やそうとします。それでは、社員はついて来ません。社長の存在が魅力的じゃないから社員がついてこないのです。社長が死ぬ気で社員を守らないから社員がついてこないのです。

社長には圧倒的にオーラと魅力が必要です。

まずは相手を食わせる。そして、最後に自分が食べる。そんな、優秀な人間が組織に1人いればその組織は長く続くというわけですね。

ではでは。