こんにちは。セールスマーケティングライターの深山です。

僕は走るのが嫌いです。というより正確に言うと”ダッシュ”が嫌いです。

スポーツをやっている方なら分かると思いますが、(ちなみに僕はサッカーをやっています)スポーツにおいてダッシュというのは、いわゆる“走り込みのこと”で、バツ練習的な意味合いも含むわけです。

だから、ダッシュという言葉を聞くと、今でも、あの猛暑の中汗だくになりながら走り続けた夏合宿思い出してちょっと憂鬱になります。

で、僕はダッシュしながらいつもこう思っていました。

「倒れたい…」
「早く休みたい…」

グランドに倒れることができればもう走らなくてすみますし、キツイ練習も日陰で休むことができます。

でも、いつも倒れることは出来ませんでした。

体が頑丈ということもありましたが、練習を休んでしまうと仲間に負けてしまう恐怖感もありました。

それに…

『自分に負けている』

ようで、それもまた悔しい感じがして倒れることはできなかったんです。例えば、プロスポーツ選手や大富豪など、何かしらの大きな成功を手に入れたトップランカーたちに…

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成功の秘密

「成功した秘訣はなんですか?」

と聞くと、得てして同じ答えが返ってくる場合が多いわけです。

それは…

「何も特別なことはしていません」
「練習を継続し続けることです」

僕たちのような凡人には、トップランナーたちは

『何か特別なことをやっている』

と思いがちですが、まったくそんなことはなく、その秘密はとてもシンプルなことだったりするわけです。

成功はシンプルな単純作業の積み重ね

もっと言えば、大きな成功を手にするためには何が特別なことをする必要はなく、シンプルな単純作業の積み重ねでしかない

というわけです。

ですが、単純作業というものはやり続けるとどうしても手を抜きたくなります。

単純作業は大概つまらないものですし、やり続けることによって経験を積み、手を抜くポイントのようなものがわかってきたりします。

12球団1位の打率を誇る広島カープ

プロ野球のセ・リーグを制した広島カープは12球団中1位の打率を誇ったそうです。その理由を打撃コーチの石井さんはこう解説していました。

「うちに選手は大砲がいるわけじゃないから、全員野球で、泥臭く繋いで、粘って1点を取りに行くしかない」

「そのためには、若手もベテランも、初心に戻り、基本の繰り返しをする必要がある」

「毎日1000回の素振り。コンパクトなスイングをするために壁ギリギリに近づいて打撃フォームのクセを矯正する」

「ボールに書かれた文字を読みながらトスバッティングをすることでボールへの集中力を高める」

「プロの選手たちは、まるで高校野球のような練習にきつい体験をしているだろう」

「しかし、各自のプロとしてのエゴをおさえて、基礎練習を他の球団よりも圧倒的にこなさない限りスター選手がいないうちのチームは勝てないと考えた」

「ベテランも若手も、自分の我を通さずにこの厳しい基礎の反復練習によく付いてきてくれた。その基礎練習の積み重ねがこの成果を作ったのだと思う」

と。

人間は反復練習をサボりがちになる

人はある一定のレベルに達したり、ある一定の人生経験を積み重ねると、往々にして、楽な方に、我流に流されてしまい反復練習を怠りがちです。

ですが、トップランナーほど基本の大切さを理解し、基本の反復練習を凡人の何倍も積み重ねているわけです。

僕は今、セールスマーケティングライターとして仕事をさせてもらっていますが、そのキャリアをスタートさせた頃から今までやり続けていることがあります。

それが…

『写経(しゃきょう)』

です。

コピーライターの師匠に進められて始めたのですが、写経をやり始めてからかれこれ3年くらい経つでしょうか。

写経と言っても般若心経を書き写すのではなく、過去に爆発にヒットしたセールスレターや、話題の小説など、ジャンルに関わらず気になったものを書き写しています。

でも、写経をやり始めた当初は

「こんなことやって本当に意味があるのか?」
「時間のムダなんじゃないか?」

など、ネガティブなことばかり考えていましたが、最近になってようやく写経の意味が分かってきました。

写経の意味については別の機会に話すことができればと思っていますが、シンプルな単純作業をやり続けた結果だと思っているわけです。

シンプルな単純作業をやり続けると、いつものクセが出たり、もう止めたい手を抜きたい、途中で投げ出したいなどの気持ちが出てきます。

単純作業やり続けたあとには爽快感がある

ですが、その単純作業をやり続けた結果得られる、その爽快感、達成感などといったものは格別な想いがあるわけです。

あなたがやるべきシンプルな単純作業は何ですか?

始めの一歩は小さな小さな一歩で構いません。その一歩を踏み出すほうが大切なんですから。

ではでは。