こんにちは。深山です。
今日あなたにお伝えするテーマは、『フォーカス』について。
フォーカスとは、焦点を当てるということ。僕は従姉妹が亡くなるという経験を通して色々なことを学びました。もちろん若くして亡くなった従姉妹の”死”はとても悲しいものがありましたし、残された子供たちのことを考えるとどうしていいのかわかりません。
だからこそ、より一層自分自身にフォーカスする必要があるんじゃないかと考えたわけです。
あなたの人生はあなた自身で決めていいんです。また、決めることができます。ですが、ほとんどの人が出来るくせに、その”許可”を出せずにいます。
自分自身に…
「やってもいいんだよ」
という許可を出すことができないわけです。
というわけで今回は…
●従姉妹の死で学んだこととは?
●なぜ、自分自身にフォーカスする必要があるのか?
●自分の人生を歩むためのはじめの一歩
などについてお伝えしましょう。
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お陰様でだいぶよくなりました
「そうですか」
「元気になってよかったですね」
僕は先日こんな何気ない会話をしました。でも、これが従姉妹との最後の会話になるなんて思いもよりませんでした。
今回のメルマガは、僕が思ったことをツラツラと書いています。もしかすると余り勉強にならないかもしれません。でも、時間があるときに是非、目を通して頂けたら幸いです。
いとこの”ちーちゃん”
この会話をした相手は、僕のいとこの”ちーちゃん”。父親には兄弟がいないから、母親方のいとこということにるわけです。母親は三姉妹。僕の母親が一番下なんで、姉が二人いることになります。
ちーちゃんはその一番上の姉の娘なわけです。
母親たち三姉妹は、それぞれ兄・妹という具合にうまく子どもたちがいます。それに、歳も3つくらいずつ分かれているので、親戚一同が集まるとそりゃ大変ででっかい家族のようになるわけです。
そんなわけでちーちゃんと僕は歳が5つ離れています。僕が37歳だから、ちーちゃんは42歳でしょうか。
ちーちゃんの家に遊びに行った時のこと…
僕は小学生の頃、よくちーちゃんの家に家族と遊びに行っていました。僕が小学生ということは、ちーちゃんは高校生くらいですね。僕の周りには、そんな“大人のお姉さん”はいなかったから、会う度になんかドキドキしたわけです。
当時は、藤井フミヤ率いるチェッカーズの全盛期。
ちーちゃんは、誕生日に買ってもらった、デッカイCDコンポで自慢気に僕にその曲を聴かせてくれました。それともう1つ、ちーちゃんとの忘れられない思い出があります。
田舎のおばあちゃんにちに集まった時…
僕の家族や親戚は、子どもたちの夏休みやお盆休みを利用して、群馬県の高崎にあるおばあちゃんの家に集まるのが恒例でした。その当時、僕は小学校3年生くらいだからちーちゃんは中学生くらいだったと思います。
おばあちゃんの家は、道路を挟んですぐ前に川が流れて、その向こうには山が永遠に広がっている田舎にありました。そんな田舎の家だから部屋も多くムダに広かったのを覚えています。
広い部屋と同じ年くらいの子どもたちが集まれば、当然“さわぐ”しかないわけです。しかも、当時はDSやらPSなんとものはありません。
ということは当然、自分たちで工夫して遊ぶしかないわけです。
新聞紙をフランクフルトのように棒状にして…
そんな時、何をして遊ぼうかと考えていると、ちーちゃんがどこから新聞紙を持ってきました。その新聞紙をギュッギュッと硬めて“棒状”にしています。
ちょうど大きさは“フランクフルト”くらい。そのフランクフルトのようなものを、今度は自分の“股間”にガムテープでビタビタと固定し始めました。
ひと通りの作業を終えると、ちーちゃんは“ニヤリ”としたんです(僕には、したようにみえました)。
すると次の瞬間…
「ちんちんー!」
「ちんちんー!!」
と言って僕らを追いかけてきたんです。
僕らは…
「ギャーギャー」
と笑いでも悲鳴でもない雄叫びを上げながら逃げまわったことを今でも鮮明に覚えています。その後、ちーちゃんは、母親にこっぴどく叱られたのは言うまでもありませんが…
ちーちゃんが亡くなりました…
そんな、ちーちゃんは42歳で亡くなりました。
冒頭の会話は、僕がちーちゃんと交わした最後の言葉です。僕は実際にちーちゃんの治療をしたわけじゃありませんが、でも、ある日、“コンコン”と治療室のドアをノックする音が聞こえました。
ドアの方を見るとちーちゃんがちょこっと顔を出して、冗談っぽく“ニコっ”としながら言ったんです。
「お陰様でだいぶよくなりました」
ってね。
僕も冗談だと思ったから、とっさに…
「元気になってよかったですね」
って答えたわけです。
これは後から聞いた話だけど、その“言葉”が本当に嬉しかったようで
「元気になってよかったですね」
って言われたって何度も何度も何度も帰りの車の中で言っていたらしい…
死因は“ガン”
正確には1年位前に乳癌を患い、その後肝臓に転移がみつかり余命1ヶ月、長くて6ヶ月を宣告されていました。
「もっと発見が早ければ…」
「他の病院の治療の方が…」
「こっちの治療で治った人がいるみたい…」
周りの人間は色々なことを言うわけです。もちろん、どの意見も正しいんです。助かって欲しいという気持ちは同じだから。
ちーちゃんの両親が…
「もう、ダメかも…」
と連絡を受けて病院に駆けつけた時には、もう意識が朦朧としていたらしい。目には“涙”がたまっていたそうだ。
僕には、その涙が…
「まだやり残したことがある」
「まだ死にたくない」
という悔し涙なのか…
「人生をやりきった」
という嬉し涙なのかは分からりません。でも、最近よく思うことがあるんです。
自分の人生にフォーカスする
それは…
「もっと自分自身にフォーカスしていいじゃないか」
ということ。
他人ではなく自分自身。
自分の望む人生。
自分の感情。
自分の幸せ。
全部、自分自身で選択していいんだって思うんです。
でも、こう言うと…
「いやいや、そんなこと言っても、家族もいるし、会社の上司の言うことも聞かなくちゃ嫌われるし、給料だってもらえない」
「それに、そんなこと言われても自分自身何をしたらいいのか分からない」
っていう人がいるわけです。
鍼灸師からセールスコピーライターに
僕は鍼灸師からセールコピーライターになりました。
最近…
「深山さんは、なんでセールコピーライターになったんですか?」
ってよく聞かれます。
表向きの理由は…
「セールスコピーを書くのが好きだから」
とか
「患者さんが来なくて困っている全国の鍼灸師を助けたいんです」
とか言っているわけです。
でも、本当のことを言うと…
「スタバでパソコン広げてパチパチしてると、カッコ良さそうだしモテそう」
と思ったから。
それが本当の理由です。
でも、そんなライフスタイルを送るためには鍼灸師では無理です。
鍼灸師だったら、わざわざスタバでパソコンを広げる必要もないし、パソコンで作業すること自体が少ないわけです。セールコピーが好きなんてのは、ぶっちゃけ後付け理由なんです。
収入には増えたのか?
僕は素直に自分の感情に従っただけです。それと、もう一つ聞かれることがあります。
それは…
「収入は増えましたか?」
という質問。
ハッキリ言って収入は減りました。
治療をしている方が、よっぽど多かったし楽でした。今は、正直厳しい。でも、充実している。幸せなんです。人間は“楽”をしたいし、“慣れ”てしまう。
それに、自分の望む人生、自分の感情、自分の幸せを手に入れるのは簡単な道ではありません。でもね、自分自身に“フォーカス”をあてて、物事を“シンプル”に考えれば自ずと道は開けるはずなんです。
さて今日あなたは、あなたの人生を生きるために
「何をする?」
「何を断る?」
少し考えてみてください。
ではでは。