こんなはずじゃなかったのに…
今、僕はネットカフェに住んでいる。
「最近のネットカフェはきれいだしいいじゃん!」
なんて思わないで欲しい。
僕の住んでいるネットカフェは、古い雑居ビルの5階。当然、長期的に住めるようなところじゃない。
吹き抜けの半個室には、プライバシーなんてものはなく(ちなみに、寝っ転がれるフラットシートはいつも満席)、衣類や日用品が散乱しているのが丸見え。
周りにはゴミ屋敷化した部屋もあるようなところ。まぁ、100歩譲って、自分のいる部屋だけでも掃除すれば、それなにはきれいになる。
臭いがヤバい
だけど、どうにもならないのは音とか臭い。
誰かがご飯が食べ始めれば、「クチャクチャ」とか音が聞こえてくるし、「うるせぇーな!」なんて怒号は日常茶飯事。
それに、エアコンなどの換気がまともに動かないから、男の汗臭、ホコリ、カップ麺などが混ざった、なんとも言えないちょっと酸っぱ目の異臭が、蒸し暑さで倍増されて、ホントに鼻が曲がりそうなくらい臭い。
仮住まいのはずが…
もともとは、新しい仕事が見つかるまでの仮住まいのつもりだった。でも、もうかれこれ、ここに住みはじめて3年になる。
「働いて家を借りればいいじゃん」って、あなたは思うかもしれない。もちろん、僕だって毎日そう思って働いている。でも、家を借りたくても、年収100万円程度じゃ、家賃を払い続けられるか不安で借りれないの現状。
月収15万円…
ニュースでは景気回復傾向なんて言っているけど、僕たちのような底辺の人間には、そんな恩恵1ミリもない。今は、フリーター生活で、ネットで日雇いのバイトなどしてる(最近は、倉庫管理が多いかな)。
月収は平均すると、11万〜13万円くらい。頑張って働いた月では、15万円位になるときもあるけど、収入が安定しないのが今の悩み。
今の月収から、ネットカフェへ”家賃”として1万円。その他、スマホ代、食費などを引くと、手元とに残るお金はだいたい3万円くらいかな。
こんな生活になったのは、僕が悪いんだってわかっているんだけど、正直言って、やっぱりキツイし辛い。特に夏場の体力仕事ほどキツイものはない(今年の夏も仲間が何人か熱中症で運ばれたらしい)。
それに、ご飯はほぼカップ麺ですましているから力もでない。
もう生きるのにホント疲れた…
ある日スマホを見ていると…
だけど、誤解しないでほしいんです。
僕はこの不幸話を聞いてもらいたくて、生きているわけでも、あなたに同情してほしくて書いているわけでもないんです。
実は、この僕の話しには続きがあります。
今僕はすごくHAPPYなライフスタイルを送っていますし、ネットカフェを卒業して、小さいけどマンションに住むことができています。そして、サラリーマンとして、年収1500万円のお給料ももらえるようにもなりました。
ネットカフェ難民のド底辺だった僕が、どうやって今の生活を手に入れたのか?
それはある日、日雇いのバイトの帰りに、何気なくスマホを見ていると、こんな記事を見つけたのが始まりだったんです。
年収1500万以上の人は本を読んでいる
アメリカの情報サイト『 Business Management Degree』によると、マイクロソフトのビル・ゲイツさんや投資家のウォーレン・バフェットさんのような大富豪を含む、富裕層と年収300万円以下の層を調査した結果、次のようなことがわかったそうなんです。
[icon image=”check3-r”]富裕層の88%が1日30分以上のビジネス書などを読む
(年収300万円以下の層は、たったの2%しか読んでいない)
[icon image=”check3-r”]富裕層の86%が読書家である
(年収300万円以下の層は、26%の人しか本を読まない)
[icon image=”check3-r”]富裕層の63%の人が隙間時間にオーディオブックを聞いている
(年収300万円以下の層は、たったの5%しかオーディオブックを聞いたことがない)
「いやいや、そんなこと言っても、これはアメリカの話しでしょ!」なんて思うのは危険です。
実は、日経新聞でも同じような調査をしていて…
[icon image=”check3-r”]年収800万円以上の人は、本の月額購入費が2,910円
[icon image=”check3-r”]年収400〜800万円の人は、本の月額購入費が2,557円
[icon image=”check3-r”]年収400万円未満の人は、本の月額購入費が1,914円
という調査結果もあるくらいなんです。
ちなみに、雑誌のPresidentが行った、1日の読書時間と年収の関係性を比較した調査によると…
[icon image=”check3-r”]年収500〜800万円の人の読書時間は1日5〜30分
[icon image=”check3-r”]年収1500万円の人の読書時間は1日30分以上
という結果になったそうです。
忙しすぎて本を読む時間なんてねぇーよ!
ま、簡単に言うと、これらの調査でわかることは、日常的に本を読む習慣を持っている人の方が年収が高くなるということですね。
まぁ、マイクロソフトのビル・ゲイツさんも、Facebookを創ったマーク・ザッカーバーグさんも、投資家のウォーレン・バフェットさんも、読書が人生に与える影響の大きさについては、公言しているのが何よりも証拠だと思います。
とは言っても、「本を読む時間なんてねぇー」って、僕も思っていました。
だって、そもそもの話、本を買うほどお金に余裕がなんてなかったし(本を買うくらいならカップ麺を買った方がマシ)、それよりも何よりも、朝から晩まで日雇いで体力勝負の仕事をしていた僕にとって、仕事が終わった後はヘトヘトだったし、そこから本を読むなんて絶対に無理だったんです。
本を読まない理由ベスト3
[icon image=”ranking1-1″]仕事、家事、勉強が忙しくて本を読む時間がない
[icon image=”ranking1-2″]本を読まなくても不便はない
[icon image=”ranking1-3″]読みたい本がない、何を読んでよいのか分からない
という調査結果もあるくらいだから、僕が本を読めない理由もあながち間違ってはいないわけです。