こんにちは。深山です。
今回あなたにお伝えするテーマは…『良いチラシ悪いチラシPart2』です。
「え、またチラシ?」
「少しさぼっていませんか?」
「深山さん」
なんて思ったあなた!
まったくサボっていませんから(笑)
前回もお伝えしたとおりこのチラシ結構秀逸にできているんです。それに、チラシだってまだまだ効果があるんです。でも、ほとんどの人がやりません。
なぜだと思いますか?
「反応の取れるチラシの作り方が分からない」からです。僕の周りのクライアントさんたちは、まだまだポスティングで売上をあげてる人もたっくさんいます。それに、チラシは一番初期投資の少ない媒体でもあります。やらない手はないですよね。
というわけで今回は…
●あなたのチラシは”コレ”がないから反応がないんです
●何はともあれ、お客様の声だよ。声
●1つだけった!このチラシのダメポイント
などについてお話しますね。
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自分の中の悪魔と戦う
あるコピーライターはこう言いました。
「コピーライティングを身に付けた瞬間、自分の中の悪魔と闘うことになります」
「コピーは恐ろしく、他人の人生を狂わせることもできます。特にビジネスを始めた始めたばかりの初心者なら、簡単に騙してお金を払ってもらうこともできます」
そして、彼は続けてこうも言いました。
「だから、コピーライターは光を与える存在にならなくてはいけません」
「あなたのコピーライティングの力を使って、なんらかの悩みや問題を抱えている人を成功に導くためにだけ書く」
「それを今ここで決心してください。それを決められないのであれば、今日の話を聞く必要はありません」
この話は、僕の心に“ズシン”と響きました。
確かに、僕も自分のビジネスの儲けをセールスコピーの力を借りて得ています。特にインターネットを使ってビジネスを行っている場合、お金がもらって“トンズラ”ということもできてしまいます。
僕のコピーライティング力は、まだまだ“悪魔的”ではありませんが、使い方によっては悪魔にも天使にもなる。そんな力を手に入れたんだなと再認識させられる話でした。
前置きはこのくらいにしておいて、前回はチラシについてお伝えしました。覚えていますか?「忘れました」というあなたのために、ちょっとだけ復習をしましょう。
まず…
デザインはメッセージを強調するためだけにある
というお話をしました。
ほとんどの人が“キレイ”に作ることを意識し過ぎるあまり、読み手にメッセージが伝わりにくいものになっています。気をつけてください。
次に…
Z型とF型の目線の動きに
ついてお伝えしました。
人がチラシを見た時の動きはほぼ決まっています。まず、チラシの左上から始まり右上に移動します。そして、左下に目線を移し右下で終わります。
これがZ型の目線の動きです。
F型は、左上からは右上に移動。ここまではZ型と同じです。次に、左中段に目線を移し、そして右中段に移動させます。この目線の動きを繰り返し行い最後には右下で終わります。
これがF型の目線の動きになります。
どちらにしても、必ず目線が動く左上から右上は“チラシのゴールデンポジション”になります。
思い出しましたか?
復習はこれくらいにして、引き続きチラシを見ていきましょう。
メリットを何度でも言う
チラシの読み手には何度でも言う必要があります。「えっ何を?」って思いましたか?それは読み手が聞きたいこと。要するに、相手へのメリットです。
人は、自分のメリットや自分の聞きたいことは何度言われても飽きません。なのでチラシでは、違う言い方で、違う角度から、読み手のメリットを何度も何度も伝える必要があるのです。
例えば…
「半額セール中」
「返金保証付き」
「お金が儲かります」
というメリットは何度も言ってあげてください。
1回言ったら“終わり”ではダメです。では、ここで今回のチラシを見てみましょう。
「脇にハミ肉スッキリ!」
「背中から見ても美しいシルエット」
「ホールド力・解放感・美乳」
「すべてを手に入れられるオールインブラ!」
「ラインもハミ肉もアウターに響かない」
まだまだありますが、ざっと見ただけでもこれだけのメリットを違う言い方で何度も伝えています。
素晴らしい!
ソーシャルプルーフ
ソーシャルプルーフ(Social Proof)とは、社会的証明のことを言います。社会的証明とは簡単に言うと…
●お客様の声
●実験データ
●実績
いわゆる“証拠や根拠”のことを指します。
チラシ(インターネットを含めて)では、このソーシャルプルーフはめっちゃ大事です。なぜなら読み手に、顔も見たことがない人から、触れたこともない商品を買ってもらおうとしているわけです。
もし、あなたがチラシを読んでいる立場ならどう思うでしょうか?
「この商品の評判はどうなんだろう…」
「この人の言っていることは本当だろうか…」
なんて思うのではないでしょうか?
そうすると次に取る行動は、インターネットで評判を検索するわけです。あなたも口コミなどでお店を決めた経験がありますよね?
他人が取る行動は正しい
ソーシャルプルーフはもともと社会心理学用語のひとつで、人は「他人がとる行動は正しい行動である」という推測をしてその行動に従うとされています。要するに、お客様の声や口コミの評判を見て…
「みんなも“良い”と言っているから、この商品は良いに違いない」
と判断をして購入にいたるということです。
逆に…
「俺の商品はこんなにすごいんだぜ!」
と言っても誰も信用をしてくれません。たとえ、あなたの商品がすごく良い商品であってもです。人は常に、どれだけの人が社会的にそれを証明してくれているのか?ということを気にしています。
もしあなたの目の前に、ボサボサ頭の寝ぐせだらけの兄ちゃんが現れて、何かアドバイスをされても…
「お前のことなんか信用できるか!」
ってなりますよね?
でも、その人が東大出身だったらどうですか?
「あっなんか信用できるかも…」
ってなりませんか?(笑)
そういうことです。
さて、今回のチラシはどうでしょうか?
日本も含む世界34カ国で2000万枚突破!
ソーシャルプルーフとして、お客様の声は3箇所にあります。
それともうひとつ…
「日本も含む世界34カ国で2000万枚突破!」
とも書いてあります。
この文言を証明することが出来れば、ものすごく強いソーシャルプルーフになりますが、それをチラシで証明するのはちょっと難しいかもしれませんね。
でも、お客様の声はGoodです。
美人すぎるモデル
ただ、そのお客様の声もよく見るとちょっと残念なポイントを発見しました。それは、お客様の声のモデルです。51歳、32歳、43歳の方がお客様の声として掲載されています。
おそらく、「幅広い年令の人が愛用しています」というアピールだと思うのですがこれは逆効果です。チラシの読み手は、同じ悩みを抱えた仲間が欲しいわけです。
その仲間が…
「悩みが解決しました!」
と言うから信頼関係がアップするのです。
でも、このチラシはターゲットが50代の女性なのはずです。ということは、お客様の声も50代の女性に絞るべきでしょう。
それに、モデルさんが美人すぎます。
大事なことなのでもう一度いいますが、チラシの読み手は同じ目線の仲間が欲しいと思っています。でも、チラシに美人が載っていると…
「そんな美人なんだからキレイに見えて当たり前でしょ!」
となってしまうのです。
お客様の声は、“量”より“質”を意識するようにしましょう。
さて、前回と今回の2回に渡り、良いチラシについてお伝えしてきました。
このチラシには、まだまだいい部分があるので、もしかしたらもう1度チラシシリーズをお伝えするかもしれません。決して手を抜いているわけではありませんよ(汗)
ではでは。