こんにちは。深山です。

今回あなたにお伝えするテーマは『お笑い芸人的マーケティング』について。今日この話を聞いたあなたは、今後、“商品やサービスが売れない”という問題から開放されますよ。

なぜなら、これが分かると…

◆正しいお客さんに
◆正しいメッセージで
◆より高く商品を売ることができる

ようになるから。

というわけで今回は…

●島田紳助が売れた理由
●お客が欲しい商品の見分け方
●3つのリサーチについて

についてお伝えしましょう。

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お笑いオンエアバトル

「新しい未来、笑いを作るのは挑戦者のみなさんと客席のみなさん」
「そしてテレビの前のみなさんです!」

と聞いてピンときたあなたは結構なマニアックですね(笑)この決め台詞は昔TVでやっていた、NHKのお笑いオンエアバトルというネタ見せ番組のもの。

もう、10年以上前のことだと思います。僕はこの番組が好きでとってもよく見ていたんです。確か、土曜日の午前0時〜1時くらいにやっていたんじゃないかな。

次の日は休みだし…

「面白いテレビやってないかな〜」

なんて、チャンネルをパチパチ回していると、ナイスなタイミングでやっているもんでついつい見ちゃうみたいな。番組の内容といえば、いたってシンプル。

お笑い芸人が何組か登場してネタを見せるというもの。

確か観客がゴルフボールのようなものを持っていて、面白いと思った芸人にそのボールを投票するシステムだったと思います。要するに、ボールがたくさん集まれば、ネタがオンエアされるし、ボールが少なければオンエアされないという仕組みなわけです。

え?

「いやいや、そんな思い出話はいいから、もっとためになる話を教えてください」

だって?

今から話すから慌てずに、もう少しだけお待ちくださいませ。

素人VSプロ

それじゃそろそろ、あなたの商品を適切な人に、適切なメッセージで、より高額で売る方法をお伝えしますね。

先日、スマホをゆるーい感じでダラダラといじっていたらこんな記事を見つけました。それはどんな記事かというと…

「15年続いた“オンエアバトル”を終わりへと追い込んだ素人のエセ評論家たち」

というもの。

この記事の内容をざっくり内容を話すと、会場の観客が審査をする方法はどうなのか?と疑問を投げかけている記事なわけです。どうやら、ダウンタウンの“まっちゃん”こと、松本人志も、このことに関して否定的らしいんです。

それに、人気お笑い芸人のチュートリアル徳井義実も、こんなことをラジオで言ったそう。

「どの辺あたりからか、お客さんが変なエセ評論家みたいな感じになってきてうっとおしかったな…」

「お笑いを100%勝ち負け決めて評価するうえで、観客が決めるって言うのも一つの形やし、M-1みたいにプロの審査員、プロの芸人さんが決めるのも一つの形やし」
「俺はプロの人が決めた方がええなと思うねんけど…」

とプロの芸人さんたちが審査することを推したらしいわけです。

島田紳助はマーケッター

この記事を読んで僕は思いました。

「審査員が“素人”でも“プロ”でもどっちでもいいんじゃないの」

って。

大事なことは…

「誰にそのネタを見せるのか?」

じゃないのって。

“誰に”が決まれば、ネタの内容や見せ方が決まります。みんなを笑わそうとするから誰も笑わないわけです。プロならプロが好むネタをすればいいし、素人なら素人が笑うものをネタにすればいいんです。

そう思いません?

島田紳助もこんなことを言っていました。

「俺達の笑いは、20代の若者に届けるために作った」

「だから、舞台で40代、50代のお客さんに向けてネタを見せて、それで、たとえスベったとしても関係ない」

「テレビの向こうで見ている20代が笑えばそれで良かった」

って。

うーん…

プロですな。

あなたの商品は誰に届ける?

やっぱり、島田紳助すごいなと思いますよね。完全にお笑いマーケッターなわけです。きっと、20代はどんな笑いが好きで、どんなことを毎日考えているのかを分かっていたんだと思うんです。

じゃ、ここで質問。

あなたの商品を売るにはどうしたらいいのか?ちょっと考えてもらえますか?その答えは“リサーチ”するしかありません。

リサーチには3種類あります。

●お客さん
●商品
●市場

この3つをリサーチする必要があります。

1:お客さんのリサーチ

まずは、お客さんのリサーチです。

あなたのお客さんは誰で、その人はどんなことに悩み、不安を持ち、イライラしているのか?そして、どんな望みを叶えたいのか?

これらをリサーチ必要があります。

で、お客さんのリサーチで一番簡単な方法は…

『お客さんに聞くこと』

あなたの一番優良なお客さんに聞いてみたらいいんです。それが一番早くて、手っ取り早いわけです。でも、みんなどういうわけかやりませんね。

2:商品のリサーチ

次に、商品のリサーチです。

あなたの商品の意外なところ、具体的で数値に表せるもの、結果を証明できる証拠などリサーチしましょう。意外とこの商品のリサーチをサボっている人が多いんです。

きっと自分の商品だから、なんでも知っていると思ってしまうんでしょうね。でも、これが落とし穴。あなたが、あなたの商品のことを知っているのは当たり前のこと。

でも、お客さんは知らない。

だから、あなたにとっては…

「そんなこと当たり前でしょ」

と思うことも徹底的に絞りだす必要があるわけです。あなたの商品を買う人は素人です。このことを忘れては絶対にダメなわけです。

3:市場のリサーチ

最後に、市場のリサーチです。

あなたの市場はどんな状況なのか?ライバルが多いのか?少ないのか?まだ誰にも知られていない商品なのか?それともすでに知られているのか?このことをリサーチしてください。

それともう1つ。

あなたのライバルを知ることもとっても大事。実は、ライバルには2種類あります。

それは…

●直接的なライバル
●間接的なライバル

です。

例えば、あなたの商品がヨガのDVDだとしましょう。そうすると直接的なライバルは何になりますか?もちろん、ヨガDVDは直接的なライバルになりますよね。

その他に…

・ヨガ教室
・ヨガの通信講座
・ヨガの本

なども直接的ライバルとなるわけです。じゃ、間接的なライバルは?間接ライバルを探すには、ちょっと頭を撚る必要があります。

ます、あなたのお客さんが…

『どのような目的(問題)を持っているのか?』

を知る必要があります。

ヨガをすることによってどんな結果を手に入れたいのか?例えば、それは痩せることかもしれませんし、健康になりたいのかもしれないし、ヨガのインストラクターになりたいのかもしれないわけです。

お客さんの得たい結果が分かれば間接ライバルがわかります。例えば、痩せることを目的としているのなら、スポーツクラブとかエステ、食事療法なども間接的ライバルになるわけですね。

ただし、ここで注意点があります。

ライバルのリサーチは…

『直接ライバルと間接ライバルを分けることが目的ではない』

ということ。

ライバルのリサーチをしてくださいって言うと、たまに「これは直接ですか?間接ですか?」と聞いてくる人がいます。それはどちらでもいいんです。そうじゃなくて重要なことは…

『ライバルの状況を把握する』

こと。

そこを勘違いしないようにしてください。さて、今回はリサーチについてお伝えしました。

たぶんあなたは…

自分の商品は世界一良いもの

と思っているはずです。

だとしたら、なおさらリサーチをすることをお勧めします。

リサーチをすれば、お客さまの悩みがわかります。悩みがわかれば、その悩みを解決することの商品をお客さまの前にそっと差し出すだけでOKなわけです。

そうすれば、より多くの人にあなたの商品を届けることができます。

そうそう。

あと…

「リサーチは何からすればいいですか?」

ってよく聞かれますが、それは、お客さんのリサーチから出来ればベストです。でも、それは中々難しいと思うんで、その場合は、商品リサーチからするといいですよ。

なぜなら、あなたの商品はあなたの手元にあるし、あなた自身もよく分かっているはずだからリサーチがやりやすいですよね。

まずは、商品のリサーチ。

そして、市場のリサーチ。

最後に、お客さんのリサーチ。

この順番でいけば完璧です。

ではでは。